「テレビで見ない日はない」
「業界で長年、圧倒的な存在感を放ち続けてきた」
「収録現場で怒声を上げることもあった」
そんな“大物タレントA”に、キー局が密かにハラスメント調査をしていた──。
2025年7月23日に報じられた『NEWSポストセブン』の記事は、芸能界に静かな衝撃をもたらした。
実名は伏せられたまま。しかし、ネットや関係者の間では、ある共通点をもつ“6人の名前”がささやかれている。
果たして、この「A」は誰なのか?
そして、なぜ今、こうした動きが起きているのか?
報道をもとに、徹底的に掘り下げてみよう。
■ そもそも、何が起きているのか?
今回の騒動の発端は、フジテレビや日テレで次々と発覚した“過去のハラスメント行為”だ。
中居正広の女性トラブル、国分太一のコンプラ違反……。
こうしたスキャンダルを受けて、各局が水面下で進めているのが「過去の発言・行動」の洗い出し。
なかでも注目されたのが、あるキー局が実施したというアンケート調査。
その設問には、こうある。
「Aさんによる社員、スタッフ、その他関係者へのハラスメント行為を見たことはありますか?」
ここで名前が挙がった「A」は、テレビ界の中心にいる、誰もが知る大物タレント。
だが、今の時代、“昔ながらの強い言動”が再評価されれば、それはハラスメントとして扱われる。
“テレビの顔”でさえ、その例外ではないということだ。
■ 名前が挙がっている6人──それぞれの背景と「噂の理由」
報道では実名が明かされていないが、SNSや業界関係者の間で囁かれているのが、次の6人だ。
いずれも「毎日のようにテレビで見かける」「司会・コメンテーター・ベテランの立場」という共通点がある。
◆ 長嶋一茂
・スポーツ一家出身で、コメント力も高く、バラエティでも引っ張りだこ。
・その一方で、“豪快な性格”ゆえに、言葉が強くなる場面も少なくない。
・「ズバッと言ってくれる」と好感を持たれる一方で、現場では「ちょっと怖い」と感じるスタッフも。
→ 熱血漢ゆえの“圧”が誤解されやすく、疑念が浮かぶ原因に。
◆ 関根勤
・業界でも「柔らかい人」「優しい」と言われる温厚キャラ。
・だが、芸歴50年近いベテランであり、昭和的な価値観を身につけている世代でもある。
・昔の空気感での「指導」や「冗談」が、今ならNGとされる可能性も。
→ 実害の証言は少ないが、時代のギャップが疑念の的になっている可能性も。
◆ ヒロミ
・リフォームからバラエティMCまで幅広くこなす、まさに“テレビ界の兄貴分”。
・過去には「後輩に厳しい」「ヤンチャだった」発言も多数。
・体育会系の現場主義を肯定する姿勢に、現在の基準とはズレがあるとの指摘も。
→ 本人も「昔は怖かった」と語ることがあり、そこが逆に引っかかっている。
◆ 石原良純
・歯に衣着せぬコメントでおなじみ。情報番組でも存在感抜群。
・しかし、政治や社会問題に対しても強い言葉で語るため、現場では衝突も起きやすい。
・「良純さんが怒ってると、空気が張り詰める」という現場の声も。
→ 現場での“声の大きさ”や、独自の言い回しがハラスメントと誤認される可能性。
◆ 坂上忍
・『バイキング』で見せた“厳しめ司会”スタイルが物議を醸した人物。
・スタッフや出演者への指導も徹底していたとされ、番組内でのピリつきもよく話題になった。
・2022年に番組を降板後も、「あの現場は厳しかった」との証言がネットに残る。
→ すでに表舞台を離れてはいるが、「過去の行動」が調査対象となっている可能性も。
◆ 井ノ原快彦
・NHK『あさイチ』などでの温厚な立ち居振る舞いが評価されている。
・ただし、旧ジャニーズ事務所問題の文脈で「周囲の管理責任」に注目が集まることも。
・彼自身のハラスメントではなく、“マネジメント体制”として名が挙がるパターンか?
→ タレントとしてより、組織の立場から名が取り沙汰されている可能性。
■ 「声を荒らげる=アウト」ではない。でも…
報道では、「Aは現場で怒鳴ることもあった」とされている。
だが、声を荒らげたことが即ハラスメントとは限らない。問題は「継続性」「支配性」「対象との力関係」だ。
ただし、今のテレビ業界では**“たった一言”でも、映像が残っていれば処分の対象になる**時代。
昔なら「情熱」や「キャラ」で済んだことも、今では「パワハラ」として通報対象になることも珍しくない。
■ “ハラスメント再評価”の波はどこまで続くのか?
芸能界では今、「令和のモラル」が「昭和の現場」を裁く空気が高まっている。
中居正広の件を皮切りに、国分太一の降板、石橋貴明の過去行為の再評価──。
時間がどれだけ経っていようと、「今の価値観」で精査されることが当たり前になりつつある。
そして今後も、この“再評価の波”に飲み込まれる大物たちが現れてくるだろう。
■ 結論:Aは誰なのか──そして、なぜ騒動は止まらないのか
今回の騒動の本質は、「Aの正体」にとどまらない。
むしろ重要なのは、「テレビ界そのものが、過去の清算を求められている」ことだ。
かつて絶対的な存在だった大物タレントたちも、もう“特別扱い”されない。
収録の裏で起きていた出来事が、SNSや内部通報によって明るみに出る時代。
今後も芸能界の水面下では、さらに多くの“告発”と“再調査”が進んでいくだろう。
あなたが毎日見ているあのタレントも、実は「ギリギリの綱渡り」をしているのかもしれない──。
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